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「女子美術大学 芸術学部アート・デザイン表現学科」を新設されるにあたり大きなリーダーシップを取られた南嶌教授。2016年1月10日、享年58歳で御逝去されました。

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2010年の春、突然「何とか客員教授としてお出で頂けないか!」とオフィスまでいらした行動派で、汗を拭き拭き熱く語られましたね。
責任の重さに御断りしていた私ですが、あまりの熱心さに「最初の授業がコンサートならお受けします」と不可能であろうお答をすると。なんと私がIUCNのスイス本部に出向いている間に私のツアースタッフと共に準備を整えてしまう!という本当に凄い方でした。

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誰も目を向けない物をきちんと見る目をお持ちの方で、研究室にはとても共鳴出来る作品が沢山飾られていました。「ねっ!イイでしょ?イルカ先生そう言うと思った!」と嬉しそうに話込みましたね。私の著書「ここは私の学校」を教科書にして「出来る事ならこの本で毎週、講義をして欲しいなあ」とも仰って下さいましたね。もっともっと話したい事が沢山あったのに・・・。残念です。

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「学生達に『今のままでいいんだよ』それを伝えて欲しい!」と仰った声が今も響いています。
女子美での偲ぶ会「南嶌イズムMINAMISHIMA-ism」の日は「信濃デッサン館」で鼎談があり出席出来ませんでしたが、南嶌先生の話をさせて頂きました。
夭折の画家・村山槐多のアノ仏様の原画の前で手を合わせた時「イルカ先生!今日も良いお仕事されましたね」と声が聞こえた気がしました。