待ち侘びる うららかな日を 白木蓮・・・。

まだ余震も続き、被災された方々の救援の遅れや、原発放射能漏れの不安等、本当に大変な事になっている日本列島です。だからこそ私たちは少しでも心寄せ合い、同じ氣持ちを忘れずに日々を乗り越えて行きましょう。

巨大地震当日は、東京も帰宅難民と言われる人々であふれ、ひもじく寒い不安な夜を過ごされました。でもウインドウに「トイレ」と書いた紙を表示してくださっているお店を何ヶ所か発見し、ありがたい心を感じました。私も仕事先から、家族に連絡がつかず、本当に心配で胸がつぶれる思いでした。日頃の6倍も時間がかかり帰宅すれば、大切なお皿や置き物等が割れており地震の激しさを改めて思い知らされました。調土品が全て少しずつずれている感じでした。しかし、ニュースの映像はもっと惨く、深刻な状況でただただ「御無事で!」と祈るばかりでした。

お世話になった町が倒壊し、町の皆さんの胸中ははかり知れないものです。メールが繋がるようになった頃から友人や仕事仲間とお互いの無事をやっと確かめ合う事が出来、朝までその作業に追われました。そこで私はイルカツアー全員にメールを送りました。

「今後、コンサート中にこういう事態が生じた時の最善策をもっとグレードアップさせる」というものですが、これを来週のミーティング時に盛り込み、平常時から活かして行ける様にしたいと思っています。

「コンサート中はお客様の大切な命をお預かりしているのだ!」と言う事を、もう一度肝に銘じ直し、あらゆる事にイルカツアーは対処出来るよう努力して行きたいと思っています。今はそんな事しか出来ませんが、何かすぜにはいられない氣持ちです。

・電氣や水、食料などムダのないように。日頃より考えて押さえて使いましょう。

・「我先に!」という事がないように。みんなで分け合いましょう。

どうしたら助け合えるか・・・。誰もが出来る事です。

被災された皆さんの落ち着いた姿勢に頭が下がります。

最後になり恐縮ですが、各国の皆様の心強いご援助に心より感謝申し上げます。

                                                                                     2011年3月13日 イルカ