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イルカプロデュース・IUCNコラボレーション。今年の新作第二弾は巾着です。準備は昨年から始めて来た逸品です。大きさはシングルCDと比べて、これ位。(注・CDは付きません)
左が藍染めサイド、右が古布サイドで縫い合わされています。

IMG_5134.JPG ●布地は、ノエルときんのすけ・IUCN文字が小紋柄に織りこまれた着物用反物の絹。(京都・中賀和制作)
●染めは、天然藍染めですが、濃い色を出す為に80回染めを繰り返した超!貴重品。
裏生地も一点ずつ違う絹の染物です。(栃木・藍絽座/風間幸造氏作)
IMG_5116.jpg ●縫製は完全手縫いで、去年から一枚ずつ縫って頂きました。一切ミシン縫い無し。(手縫い作家/Fumieさん作) 
●藍染め布だけではかなり高価になってしまう事から、今回、着物の古布をご寄付頂きました。(古布提供・和裁講師/田部井佐千子さん)
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お陰様で10種類の巾着が完成しました。
柄の出方は少しずつ違います。全てが完全一点物ですのでご了承ください。

販売価格は、コンサート会場でのみ各5,000円
75枚限定販売となります。
DSC05001.JPG ●紐の先に付けた「くくり珠」も完全手作りです。
古来から「くくり猿」のように、魔除けの意味合いが有るそうです。

DSC04505.JPG 5月には私も藍染めを体験させて頂きました。
「染めて水洗い」して又「染めて水洗い」を、2回繰り返すだけでも大変な作業でした。それを「80回!繰り返した。」と聞いた時は驚愕でした!
しかも、色落ちを抑える為に、陽に何回も干す事を繰り返して染めたのが、この「布」です。
「丁寧に暮らそ!」とは言いましたが・・・。
凄いです。
通常は濃い色でも20回位との事。新しく建てた濃い藍で80回です。
江戸時代の火消し半纏は、燃えにくくなる事から、藍の「百度染め」をしたそうで、それ程染めると「藍の中に赤」が見えて来るそうです。なんと!この布には「赤」が見えているのです!!是非、確かめて下さい。
そこで私は「八十回染め」と命名しました。
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しかし今回、皆さんに提供するにあたりとても気にしている事があります。
「色落ち」を御理解いただけるか?です。
それは勿論「色が変わって行く事を楽しむ」天然藍の魅力で有りますが、絹の巾着ですから、Tシャツの様に洗濯をして色落ちを楽しむ訳にはいきません。
「どうしましょう!」と風間さんとのやり取りの中で、80回染めた事が判りました。
寡黙な職人魂!凄いです。
勿論、べったり付く様な物ではありませんし、手に付いた藍は石鹸水洗いで直ぐに取れます。その事を御理解頂ければ有難いです。
この様に手の込んだ物はもう中々作れないと思うので、あなたの大切な物を仕舞っておく巾着にして下さいね!
河口湖では風間さん自ら販売して下さるとの事です。
柄は早い者勝ちです。ごめんなさい!お楽しみに!!

 

お買い上げ金の一部はIUCN本部のレッドリスト・キャンペーンへ寄付されますので宜しくお願い致します。