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その7
あれ?この大鍋は何かな?
「イルちゃん修行に出る!!」って?
ラーメン屋見習いじゃないよ~!
これは玉ねぎの皮を煮出してるのん。
だから・・・スープじゃ無いから。
5月には染めの体験をしに、足利・藍絽座さんに行って来ました。

DSC04338.JPG こんなに沢山の玉ねぎの皮は「渡良瀬エコビレッジ」の町田さんからご提供頂いた有機玉ねぎの皮です。
今回はイルちゃん「玉ねぎ染め」と「藍染め」にも挑戦ヽ(^o^)丿
詳しくは「森羅万象」ページに載せるからね!
あっ(>_<)まだ「秋の着物」もアップしてない。ごめんしてね(~_~;)待っててね。


DSC04375.JPG 「玉ねぎ染め」でなんと着物と帯揚げや半襟まで染める予定!!
これは「ノエル・きんのすけ顔にIUCN文字」が入ったお馴染みの小紋反物。
白生地を先ず水に浸す事から始めました。
空気を水の中で抜いて行くのが大切。
干しておいて、煮出した玉ねぎ液に入れて染めます。言うのは簡単だけど・・・時間かかる。濃度で色の出方も変わります。

DSC04474.JPG ほぼ一日かかりました。
そして・・・染まった色がこれ!!
どう?綺麗な黄金色になりました。
予想を遥かに超えてスンゴイ色が出たので「嬉しい~」の連発!
師匠の風間さんもお手伝い頂いたKさんも、みんな大満足)^o^(
そこで玉ねぎ皮提供者の町田さんにも見て頂く事にしました。



DSC04562.JPG その8
今年の1月、栃木市の講演会に橋渡しして下さったのが町田さんです。
今回は、よりディープな栃木を町田ご夫妻がご案内下さる事になり、私からのお願いで「田中正造翁」を辿るちいさな旅となりました。
スタートは渡良瀬遊水地沿いにある「赤麻寺」
ここは正造翁が最後に講演を行った場所です。

DSC04607.JPG 「田中霊祠」
ここに正造翁とカツ子夫人が祀られています。
「足尾銅山鉱毒事件と谷中村の貯水池化による廃村反対運動に生涯をかけた田中正造翁・・略」と碑に書かれていました。
その意思を継いで、町田さん一家を始め地元の皆さんは渡良瀬の自然を今も守り続け、2012年にはラムサール条約に登録されました。

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「旧谷中村合同慰霊碑」
谷中村が強制廃村されたのは1907年です。
今も葦が生い茂り、野鳥も沢山飛来する渡良瀬ですが、その昔は養蚕や漁業も盛んに行われ、おそらく藍や綿の畑も広がり、自然と共に豊かな人々の暮らしがあったのでしょう。
沢山の墓石や庚申様が「今の世」を見つめる様に静かに佇んでいらっしゃいました。

DSC04647.JPG 私の祖母は1895年栃木・加園の生まれです。
おばあちゃんッ子と言われた私。手元に一枚だけ、おばあちゃんの麻の着物があるのを思い出しました。
当時は、日本にも麻の畑が沢山あったんだろうなぁ...。
DSC04626.JPG 「雷電神社」(群馬県にあります。)
とにかく、彫刻の素晴らしさにびっくり!
この様な彫刻がぐるりと!きっと沢山の教えを万人に伝えて来たのでしょう。アンコールワットの石回廊を想い出しました。

DSC04542.JPG 「藍染め」も体験させて頂きました。
藍は空気に触れると直ぐ変色を始めるので、全て甕の中でぎゅぎゅと手作業せねばなりません。
私は「大切だけど、古くなってしまった白い服」を持参!それが、まるで別物に変身!蘇りました。

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藍絽座の風間さん!大変お世話になりました。
5月に染めをさせて頂いた事が貴重な体験になりました。ですから「巾着の80回染め」を聞いた時は、しばし呆然でした。心を込めて染めて頂いて感謝します。

この巾着とは「イルカ with Friends vol.11」コンサート会場で販売するために作った、新グッズ「藍の八十回染め・完全手縫いノエル巾着」のことです。詳細は、近日中に公開しますから!お楽しみに!