DSC05790.JPG 富士河口湖といえば、毎年「イルカ with Friends」コンサートを始め「町うた」制作など、深い御縁を頂いています。
今回は「ヲシテ文字」という物を通じて、縄文・弥生の時代にまで遡る富士河口湖町の歴史文化の凄い再発見となりました。
「ヲシテ文字」とは漢字以前の縄文時代から使われていた日本固有文字と言われています。
(詳しくは調べてみてね)

DSC05794.JPG 「『よみがえる縄文時代イサナギ・イサナミのこころ』(著者:池田満氏)の表紙が富士山です。ヲシテ文字を御存じですか?」と、染めの打ち合わせの際に、藍絽座・風間さんからメールがあったので「富士山といえば河口浅間神社は凄い所ですよ。ホツマツタエは1991年頃はまってました。」と返信すると「12ページに出ています!」という事で、私も早速、本を探して読みました。そして、河口浅間神社の中田宮司さんに御連絡して伺う事になりました。
DSC05791.JPG 河口浅間(あさま)神社へは、町うた制作の際に、浅間神社の祭神「木花開耶姫(このはなさくやひめ)」様の事を歌詞に入れたいのですが、と町の皆さまにお参りに連れて行って頂きました。お許しを頂いてから、私は「木の花の開く頃に」とサビに付け加え歌を完成させました。
それ以来、大好きな場となりました。
今回は境内から浅間古道を更に登る「山宮社」に御案内頂きました。山の神様ですね。
DSC05809.JPG 2012年末に凄い文献が発見されました。「ミカサフミ ワカウタのアヤ」富士山御師(おし)・本庄家に所蔵されていた超貴重なヲシテ文献です。
池田満氏の御本によると「国語の成り立ちの原理や和歌の構成原理など我が国の文化・文明の根幹に関わる内容が記されている。」との事で御座います。「帝京大学元教授、宮崎貞行さんのご判断があればこその展開でした。」とも書かれています。

DSC05814.JPG 中田宮司さんに「本庄家の方にお逢い出来ますか?」とお尋ねして、ご紹介頂きましたのが本庄元直さん。
富士山御師・河口十二坊梅谷二十七代目さんで御座います。
本庄家は、河口浅間神社の神職として約千年続いた事等「甲斐国志」にも記載されているそうです。
「ミカサフミ ワカウタのアヤ」を先祖代々に渡って保存伝来なさって下さいました。
DSC05806.JPG その昔は沢山並んでいた御師宅も、今は本庄家一軒との事です。
超貴重なお話や本庄さんの気さくなお人柄に、すっかり長居させて頂きました。
頂いた「富士山と河口湖とその周辺の伝説」これは民族学者・伊藤堅吉氏がまとめた物に本庄さんが追加した御本です。地図と合わせて読むとたまりません!探検したくなります。
富士山そして富士河口湖町に魅せられていた私ですが、今回の再発見で更に素晴らしさを教えて頂き深く感謝しています。
河口浅間神社は2015年12月に創建1150年を迎えます。機会を作って、是非お参りにいらして下さいね。