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IMG_1024.JPG 先日イルカHPでもお知らせした「日本自然保護大賞2023」の授賞者の皆さん!
今まで授賞式は東京に受賞者をお招きして行っていましたが、今回はそれぞれの皆様へ事務局が賞状などお届けに行くことになりました。
今回イルカが伺ったのは岐阜県立岐阜高等学校!
そちらの授賞式などの模様をご報告いたします!

【子ども・学生部門 大賞】
岐阜県立岐阜高等学校自然科学部生物班
「守れ!ふるさとのヤマトサンショウウオ」
IMG_7748.JPG 岐阜県立岐阜高等学校自然科学部生物班は2006年に、岐阜市で絶滅危惧Ⅰ類に分類されるヤマトサンショウウオが発見されたことをきっかけに、同種の保全および研究を行っている。
保全活動では、幼生期の死亡率を下げるため、生息地から卵嚢を持ち帰り孵化させ、上陸直前に放流する。2023年の保護卵嚢数は130対、放流数は約2500匹だった。
生息地の整備においては、外来生物のアメリカザリガニなどを取り除く作業や清掃活動も実施している。
IMG_1051.PNG 実際の活動を行っている学校へ伺うことが出来たので、「ヤマトサンショウウオ」の生育を間近で拝見することができました!
自然科学部の生物班(他にも班がいっぱいあり、様々な生き物がいました。)の皆さまが当番制で、保全研究をしている生き物たちのお世話をしています。
IMG_1120.JPG もちろん活動発表もして頂きました。
3年生は受験勉強に集中する体制に入ったために、今回の授賞式などは残念ながら欠席となりました。しかしながら、先輩たちの意志をしっかりと引き継いだ1年生が、素晴らしい発表をしてくれました。
保全活動17年目の現在、保全活動開始時と比較して、保護卵嚢数は最大26倍(22年)、放流幼生数は最大14倍(16年)に増加。繁殖期に水場で捕獲した成体の個体数は、45倍(23年)に増加したそうです。
IMG_7750.JPG 自然科学部の皆さんの中には、小さな頃に、地元での自然保護活動のイベントやワークショップに参加して、生き物の保護に関心を持った生徒さんもいました。その気持ちのまま、今も積極的に自然保護活動を続けていることに敬意を表します。
皆、生き生きと楽しそうに活動していて素晴らしく思いました。

皆さまも機会があれば地域で行われている活動を見つけて、ぜひ覗いてみて下さいね。

日本自然保護大賞HPはこちら