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IMG_2111.jpg 昨年から、日本自然保護大賞の授賞者の皆さまが活動している現地での授賞式を行っています。
2015年から選考委員を務めているイルカが、2か所目となる今回伺ったのは埼玉県!
教育普及部門大賞を授賞した「埼玉県・蕨ひがし自然観察クラブ・蕨市立東公民館」の皆さまとの授賞式や視察などの模様をご報告いたします!

【教育普及部門大賞】蕨ひがし自然観察クラブ・蕨市立東公民館

クマゼミから学ぶ『わたしのSDGs』
IMG_2069.jpg <概要>
クマゼミが蕨市民公園にいると知り、独自手法も加えて地元の自然観察指導員3名で調査開始。2010~14年間、夏休みの土曜早朝に毎年8回同じ手法でセミの抜け殻しらべを実施。2012年に、蕨ひがし自然観察クラブを立ち上げ、蕨市立東公民館と自然観察会を共催するなど活動を本格化。西日本の暖かい地域のセミであるクマゼミの増加と地球温暖化を子ども達と楽しみながら学んでいる。長年の調査と普及が認められ、SDGs関連の蕨市協働事業にも採択された。
IMG_2204.jpgIMG_2206.jpg 今回の授賞式は皆さんが普段活動を行っている蕨市立東公民館で開催され、団体の関係者の皆さまはもちろんながら、賴髙英雄・蕨市長もご来場下さいました。当初予定していた会議室では人が入りきらないため、ロビーに変更となった会場は熱気でいっぱいでした。

蕨ひがし自然観察クラブ共同代表・堀内伸一郎さん(ホーリー先生)による活動発表も大変勉強になりました。地域の子どもから大人まで「楽しく続けられるような活動」を考えながら続けてきて、セミの抜け殻から地球温暖化の影響の実態を報告・実証していることは本当に素晴らしい事だと感じています。

最後にはサプライズで、この活動を一緒に行っている仲間から代表の堀内さんへ花束が贈られ、全員で授賞を喜んで下さっている事に、地域密着で活動していることの素晴らしさをさらに実感することが出来ました。
IMG_2188.JPEG 授賞式の後は「蕨市民公園」へ視察へ行きました!
ここは、2010年から14年間、夏休みの土曜日早朝に毎年8回同じ手法でセミの抜け殻しらべを実施している場所です。
子どもから高齢者まで多くの年代が参加して14年間継続してきたからこそ、分かったことが沢山あります。
今回の授賞は、まさに地域性、継続性のほか、蕨のような都市部で身近な自然を観察対象にしていることが高く評価されての事でした。
IMG_2196 - コピー.JPEG 公園をご案内頂きながら回っていると、セミが地面から這い上がってきた穴だったり、抜け殻もまだいくつか発見することが出来ました!
大きい方がクマゼミの抜け殻です!これでも近年小さくなっているそうです。こうやって毎年抜け殻しらべを続けてきたからこそ、温暖化との関わりが強いのではないかと実感しているところだそうです。

皆さんもこのように自宅のお庭や近所の公園などで、ちょっとだけ意識して周りを見てみて下さいね!
色々な発見があり、生きもの達を見つけることが出来ると思います。


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