DSC09026.jpg 私が委員として毎年出席している「UNDB-J」の第10回目の会議が開かれました。今年2020年は記念すべき大きな節目となる会議でしたが、新型コロナウイルスの影響を踏まえ初めてのリモート会議となりました。
2011年から2020年までの10年間は国連の定めた「国連生物多様性の10年」です。
2010年愛知・名古屋で行われたCOP10会議で採択された「愛知目標」達成の為にこの委員会も組織されました。あらゆるセクターが連携して生物多様性の問題に取り組んできましたが世界でも類をみない委員会と今回評価されました。
DSC09029.jpg 冒頭では小泉環境大臣から御挨拶がありました。
新型コロナを踏まえて、これからの展望の一部として国立公園に於けるワ―ケーションの取り組み等もお話下さいました。
毎年、会ってお話を伺うのがとても楽しみだった岩槻邦男先生や堂本暁子先生にもお会い出来ず残念でしたが「自然との共生」というご意見には大変共鳴し大きな勇気を頂きました。
DSC09037.jpg 私の活動報告は毎年IUCNの親善大使としての内容です。
・「イルカ with Friends」15回目コンサート
・IUCNと伝統的物作りとのコラボで環境活動への寄付
・「世界自然保護会議inマルセイユ」の延期報告
・COP10「おりがみプロジェクト」タイムカプセル開封イベント報告
・第4回澄和Futurist賞の受賞

10年前に発足した時には2020年の会議がリモートになるとは予想もせぬ事でした。
これから10年後の地球はどうなっているのでしょうか?新型コロナウイルスは全世界に大きな被害をもたらしましたが、単なる敵と捉えるだけでなく野生生物の中で生きて来たウイルスが人間に広がった背景にある自然破壊。そしてそれは経済優先で突っ走って来た人類への警鐘ではないでしょうか?
生物多様性における2050年ビジョンである「自然との共生」を目標に、一人一人が自分らしく毎日を重ねて行きましょう。