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日本最高峰の自然保護を称える「日本自然保護大賞」の授賞式とシンポジウムの4回目が開催され、今年も私は選考委員&プレゼンターとして出席してきました。
当日は全国各地から受賞者や関係者がたくさん集まり大盛況となりました。
今回の応募総数は69件。受賞者の皆様には、各選考委員より賞状とトロフィーが贈呈されました。
今回、私が担当したのは「子ども・学生部門」です。受賞者は「自然探険コロボックルくらぶ」の子どもたち。受賞おめでとうございます!

以下が私の講評となります。

DSC03861.JPG 【講評】
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「自然との共生」に四苦八苦している今。既に汚染された地球に生まれた子供ども達が一石を投じました。「道路は人しか歩けないけど土の道は人も歩けるし虫もいる。だから土がいい」5才の子どもの言葉です。「綾瀬の森」遊歩道建設が決定した時「舗装しないで」と訴えたのも蝉の幼虫が土から生まれるのを見て来た子ども達の意見でした。高校生リーダーとも連携し、市の方針を覆しました。積極的な子ども達の活動を知り、未来からやって来る子ども達が自然再生への大きな鍵を沢山持っている!そんな希望を抱き嬉しく思いました。
イルカ
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コロボックルくらぶの皆さんは、この受賞が決定した後も市に働きかけ続けて、舗装しない土の道を残した遊歩道の距離をさらに延ばしました!

 

 
日本自然保護大賞では、自薦他薦問わず、全国で活動されている皆様のご応募を次回もお待ちしています!
応募のご案内は2018年夏頃を予定しています。

日本自然保護大賞のホームページはこちら

DSC03843.JPG 【本年度の各部門受賞者】
■保護実践部門
和白干潟を守る会(福岡県)
博多湾・和白干潟の保全活動

■教育普及部門
井の頭恩賜公園100年実行委員会(東京都)
市民協働で取り組む"かいぼり"による井の頭池の自然再生

■子ども・学生部門
自然探険コロボックルくらぶ(埼玉県)
「わたしたちは土の道がいい!」子ども未来環境会議を開催
DSC03855.JPG ■沼田眞賞
藤田 喜久(沖縄県)
生物としてのヤシガニ、文化としてのヤシガニを未来につなぐ

■選考委員特別賞
住商フーズ株式会社(東京都)
バードフレンドリー®コーヒー推進「1杯から始める渡り鳥保全」

■選考委員特別賞
兵庫県立神戸商業高等学校 理科研究部(兵庫県)
海岸漂着ゴミの回収と、その漂流ルートの解明