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- Vol.12:「連作四季-春」2013年 「春の竪琴」 着物
- Vol.11:「連作四季-春」2013年 「富士に風神&雷神sun!」 帯
- Vol.10:2013年春 「型友禅」 着物
- Vol.9:2013年春 「大熊猫」 着物と帯 その2
- Vol.8:2013年春 「大熊猫」 着物と帯 その1
- Vol.7:「連作四季-夏」2012年 「生物多様性の子守唄」 着物 その5
- Vol.6:「連作四季-夏」2012年 「生物多様性の子守唄」 着物 その4
- Vol.5:「連作四季-夏」2012年 「生物多様性の子守唄」 着物 その3
- Vol.4:「連作四季-夏」2012年 「生物多様性の子守唄」 着物 その2
- Vol.3:「連作四季-夏」2012年 「生物多様性の子守唄」 着物 その1
- Vol.2:2012年春 「まあるいいのち」 帯 その2
- Vol.1:2012年春 「まあるいいのち」 帯 その1
タイトル「幸っちゃん!山あり谷あり・・・歌の旅人」 |
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五十周年の記念すべきコンサートでお召しになる振袖ですから、責任重大でした。まだ新米の私にデザインを依頼するなんて・・・幸子さん・怖い人です! でも、私に賭けて下さったのだと思い、その思いに報いる為に精いっぱい頑張らせて頂きました。お祝いの気持ちを沢山込めて。 |
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11月17日武道館の舞台で、後半一番の山場「おもいで酒」を歌う幸子さん!「待ってましたっ!」振袖で登場場面に、私は全身トリハダでした~!感動!! 「イルカちゃんのデザインなのよ!」の言葉に客席からドヨメキと大拍手がぁ~!私は客席から深く頭を下げました。 |
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初公開! 振袖のデザイン画。byイルカ 振袖には御本人の想いを込める事が何より大事。幸子さんにインタビューの結果・・・。ご出身の「越後」をコンセプトに ・朱鷺 ・雪椿 ・越後の山並みをデザイン。 |
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そして今回、飛びきりのキャラクター「幸っちゃん」を誕生させました。 幸子さんの分身です。 |
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デザイン画に付けた「幸っちゃん」の画とおまけ。 | |
そして・・・ 半年間の間に出した「報告書」が11通と「説明書」の数々。 |
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今回は半年間で仕上げなくてはならず、京都の職人さん達のお陰で、完成に漕ぎ着けました。白地の縮緬に墨での線描き。 | |
最初の大事な所。 全体の柄のバランスを決めに京都へ。 工房・中賀和の新社長と成章さんと真剣勝負!今回もお世話になりました。 |
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雪椿の大きさと色を決める為に、沢山のダミーでお試し。 | |
色の決定はより具体的に出さないと出来上がりが違ってしまいます。 自分の着物は自分一人の作業なので間違いは無いですが、今回は沢山の職人さん達と作業を進める一般的なやり方ですから。 |
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私の出した希望の色を、実際に成章さんが布に染めて来て下さいました。 | |
振袖からはチラッとしか見えないけれど、重要なのが、襦袢の色。濃い紫にする予定でしたが、白部分に映る心配もある・・・。との事で、テストの結果、うす紫に。幸子さんに電話で了解と励ましの言葉を頂き、現場は俄然盛り上がる! | |
夏の暑い盛りに、黒い部分が出来あがりました。 | |
そして山と谷を表す稜線の、ピンク、エメラルド・グリーン、紫の三色も付きました。 | |
白く見えている部分。実は・・・ここにもこんなに細かい小紋柄が、びっしり。 | |
そして、その上からは虹色の箔を貼っています。 照明が当たると、玉虫色に輝くのです。 |
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最後の追い込みも京都まで行きました。 次々と金箔や銀箔が貼られて、どんどん豪華になって行きます。 |
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雪椿 | |
「幸っちゃん」田植え姿。 | |
「幸っちゃん」 | |
雪空に羽ばたく「朱鷺」 | |
着物の内側、八掛け部分にサプライズのプレゼントを仕掛けました。(幸っちゃんの絵!) 出来あがりの振袖に早速、袖を通した幸子さん! 「素晴らしい!」「嬉しい!」の連発に、私はやっとホッとしました。 |
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*プロデュース&デザイン イルカ *制作期間 2014年6月~11月 *制作工房 京都・工房中賀和 *制作監督 京都・工房成章 *制作者 糸目:伊砂昭三/友禅:西田行輝/素描:玉井成幸/染め:林和夫/金彩:杉山有三/仕立:北折いづみ(堀江和裁) *八掛け ― イルカデザイン「IUCNとノエル」(特注染め) *お袖用襦袢 ― イルカデザイン「IUCNとノエル小紋織り・着物用反物」(特注染め) これらは共に、イルカが親善大使を務める「IUCN国際自然保護連合」とのコラボ商品です。ご購入金の一部はIUCNへ寄付され環境活動に使われます。 *イルカからのメッセージ 小林幸子様 五十周年おめでとうございます。 この、ハレの日にお召しになる振袖を、私に託して下さった事に、心より感謝申し上げます。 まだまだ、着物のデザインに関しては若輩者の私ですが、情熱だけは人一倍!と思っています。しかし、期日もギリギリの中、京都にて、先生方や職人さん達が本当に頑張って下さいました。これも「小林幸子さんの大切な御衣装!」と、皆の気持ちが一つになり、大きな誇りに満ちたから成し得た事と思います。 タイトルに込めた様に、私たちの人生は正に「山あり谷あり」ですが、そんな人々の心にいつも寄り添った歌声をこれからも、沢山届けて下さい。 幸子さんの人生をイメージし、山と谷の稜線はふるさと越後の山々。 越後の「雪つばき」「朱鷺」そして・・・幸っちゃんというキャラクターを作りました。 幸っちゃんは意志が強くって、おちゃめで、涙もろい・・・幸子さんの分身と思って、可愛がってあげて下さい。 気に入って下さる事を祈っています。 そして、気持ち良く歌って頂ける事を「チーム振袖」一同願っています。 平成26年11月吉日 イルカ |