CIMG5460.JPG

私のおばあちゃんの故郷は栃木県鹿沼市の加園という美しい里山です。加蘇中学から講演会のご依頼を電話で受けたのは偶然父でした。教頭先生をしているのは私のハトコ(再従兄弟)にあたる。という事を父から聞き「それは行かなくちゃ」と父と行って来ました。
おばあちゃんの着物を着て!
当日はPTA向け講演会でしたが、全校生徒36名も集まっての講演会になりました。

イルカ栃木祖母.jpg

おばあちゃんと私

私はおばあちゃんが大好きでした。
小さい頃はよくおばあちゃんの家に預けられていましたが、そこは鹿沼では無くまだ、のどかな吉祥寺でした。ヤギさん用のチリ紙とお猿さん用のビスケットを持って、井の頭公園によく遊びに連れて行って貰いました。
お米一粒に神様がいらっしゃる。と教えてくれたのもおばあちゃんです。

DSC06841.JPG

講演会の日は親戚のおばさん達も集まって下さり御先祖様のお墓参りをご一緒させて頂き、加園の住居跡にも案内して頂きました。
父は夏休みになると良くここで過ごしたそうです。
「日本の故郷此処に有り」こんな所に住んでみたいなあ...。
昔は一面に麻畑が広がっていたそうです。
今回、私が初めて袖を通した着物はおばあちゃんの形見ですが麻ですから、もしかしたらこの辺りで採れた麻かもしれませんね!
百年前の着物かも?

DSC06858.JPG ハトコの教頭先生には初めてお会いしましたが鉱物の先生。
伯父さんも教育者で何と今も絶滅危惧種の調査をされている。とお聞きしてとても不思議に思いました。
好きな物がとても似ている!曾祖父は神職を務めていたという事も分かり大きな存在を感じました。
これからも御縁を大切に親戚そして御先祖様と繋がって行きたいな~!素晴らしい機会を頂き感謝しています。
ありがとうございました。
         
    

最初に大きな地震があった14日から地震が治まらない日々の中で、まだ先が見えず大変な毎日ですね。
亡くなられた方々の御冥福をお祈りしています。
避難所での生活にもかなりの苦痛が伴っている事と思います。
地震後に先ず友人達の安否を心配して連絡した時は、まだ「大丈夫」という答えが返って来ましたが、日を追う毎に治まらない地震による被害が膨らみ、不安と苦痛も増大している厳しい現実に愕然とするばかりです。

今は「大難を小難に抑えられますように」と祈るばかりの毎日です。
このHPは皆さまからのメッセージを受け取れないシステムなので、非常時の伝言板に使って頂く事も叶わず申し訳ないと思っています。
今は何も出来ませんが、今後は少しでも出来る事を見つけて行こう。
と思っています。

「共に生きるこの時を・・・」

         
    
DSC06426.JPG

 

上田市にある「信濃デッサン館」と「無言館」の館主である作家の窪島誠一郎さんから「村山槐多の命日にちなんで毎年行っている公開催事にいらして頂けませんか?」とご丁寧な自筆のお手紙を頂いたのが、二年前の事でした。
その日はすでにコンサートが入っていたので「再来年ならぜひ伺わせて下さい」とお返事をしましたところ「私も年ですから、その時まで元気でしたら、ぜひお願いします」と何度か、お手紙や本のやり取りを繰り返し、今回、やっと実現しました。

DSC06430.JPG

 

実は、どちらの美術館にも、私は2010年に訪れたことがあります。夫が亡くなってから、女子美の友人達が、私を励まそうと誘ってくれた旅での事でした。
夭折の画家達の作品を展示した「信濃デッサン館」、戦争で画家になる夢を絶たれた青年芸術家達の絵を展示した「無言館」共に、大きな感動を頂いた旅でした。

DSC06433.JPG

 

今回は鼎談という事で「あらしのよるに」の作者・きむらゆういち氏と三人で「絵本について」の話をさせて頂きました。「あらしのよるに」は、とても好きなお話でしたので、お会い出来て、又、新作の絵本まで頂き嬉しかった!
サインには主人公のオオカミのガブの絵まで描いて頂き、ビックリ!

DSC06432.JPG

 

鼎談が始まる前には、田中健さんがケーナを吹いて下さり、周りの景色と相まって本当に素晴らしい空気が広がりました。
田中健さんとは、ずいぶん昔、夫のカメ吉君と三人で食事をさせて頂いた事があります。その時も今回も、何と私の為に「なごり雪」を歌って下さったのです。そんな懐かしい話もさせて頂きましたね。

DSC06420.JPG


この日は、女子美の客員教授に私を誘って下さった南嶌宏教授の「お別れ会」が女子美でありました。
私は、上田に来る為に出席出来ず、声のメッセージをお届けしたのですが...。「イルカ先生!今日も良いお仕事されましたね!」と南嶌教授の笑顔が見えるようでした。
その後、村山槐多さんの法要にも出席させて頂き、彼の原画の前で合掌させて頂きました。
窪島さん、ありがとうございました。

南嶌先生に関しては「写真館」を御覧下さい。

         
    
DSC05901.JPG

 

毎年、私の誕生日にはイルカツアースタッフ全員から、素敵なプレゼントが届きます!!
楽屋に入って行くと真っ暗でびっくりしていると...。照明チームの仕込んだライトが照らしたのは、この「楽屋のれん」。
嬉しい!ビックリ!欲しかった!!!と感謝の氣持ちでいっぱいでーす。

DSC05892.JPG

 

ノエルちゃんのケーキまで、ありがとうね~!来年は45周年!一緒にがんばろう、よろしくね~!

         
    
DSC05868.JPG

9月の豪雨で大きな被害を受けた宮城県大和町(たいわちょう)にて、町制60周年を記念した「イルカほのぼのコンサート」がありました。
豪雨のニュースを見て心配が募り、浅野町長さん宛てにお見舞いのお手紙を出したところ「500名が避難しましたが、早い対処で皆無事でした。床上・下浸水の被害が有りましたが、ボランティアの皆さまのお陰で日常を取り戻しつつ頑張っています。是非コンサートで皆さんに元気をお願いします。」とお返事を頂きました。

DSC05865.JPG

当日、私の控室に入ると、手作りの「玄米弁当」と「イルカさんからお見舞いの手紙!」と掲載された河北新聞の切り抜きが置いて有りビックリしました。
まだコンサートどころでは無いかな・・・?と心配していましたが、大勢のお客様にお出で頂きありがとう御座いました。

又、町の合唱団「まほろば少年少女合唱団」「大和コーラス」の皆さんとも一緒に歌う事が出来ました。大変な日常の中で一生懸命練習して下さったのですね!
沢山の拍手をありがとう御座いました。