kokuren10y

2010年 愛知・名古屋で開かれたCOP10の会議の成果をふまえて、2011年から今後10年に向けて具体的に活動して行きます。

cop10link
COP10の今までの活動について、
詳しくはこちらをご覧ください。 


         
    
スクリーンショット (107).jpg 第27回野生生物小委員会が、今回もオンラインにて開催されました。今回の議題は以下の通りです。

(1)外来生物法の施行状況等を踏まえた今後講ずべき必要な措置について(審議)
(2)ハカタスジシマドジョウ保護増殖事業計画の策定について(諮問)
(3)その他報告事項
オガサワラシジミ生息域外個体群の繁殖途絶に係る検証
令和3年度国内希少野生動植物種の指定について
狩猟鳥獣の見直しについて
スクリーンショット (112).jpg 外来生物法の前回改正から5年以上経過したことから、環境省で外来生物法の法点検や検討会を重ね、この野生生物小委員会にて現在審議を続けています。
今回は前回の委員会を受けて、特にこの「外来生物法の施行状況等を踏まえた今後講ずべき必要な措置について」の素案へのパブリックコメントを募集し、それらの頂いた御意見を踏まえながらの内容の細かな修正や対応案をさらに議論しました。
私イルカから前回申し上げた「特に次世代を担う子供や学生の教育現場等で学習に取り入れる等、今以上に一般の人々へのアピールを」といった内容も今回の環境大臣への答申案に反映されており、委員の皆さまとの活発な意見交換を経て順調に会議を進めることが出来ました。

まだまだ検討すべき事柄も多いので、これからも微力ながらこの委員会の委員として、一般的な目線から積極的に発言していきたいと思います。
         
    

 

IMG_1759.JPG

第26回野生生物小委員会が今回もオンラインで開催されました。今回の議事は以下の通りです。

1)小笠原陸産貝類14種保護増殖事業計画の変更について(諮問)
2)国指定鳥獣保護区特別保護地区の指定(知床、三貫島、浅間)について(諮問)
3)外来生物法の施行状況等を踏まえた今後講ずべき必要な措置について(審議)
4)国指定鳥獣保護区の変更(小湊)について(報告)
5)ラムサール条約湿地の新規登録について(出水ツルの越冬地(出水・高尾野鳥獣保護区))(報告)
 
外来種に関して、以下、私から述べさせて頂いた意見です。
★近年、ニュース等でびっくりするような生き物が街中で発見される事が多いですね。中には絶滅危惧種と知らずにペットとして飼い途中放棄や逃げ出される等。外来種の問題は密猟や絶滅危惧種に繋がっている現状をもっと一般の人々への理解とアピールや説明が必要と思います。
外来種の問題は経済性と深く関わっている上、捕獲された生き物達の痛ましい殺処分など感情的な部分が大きいですね。...という事はもっと沢山の人々の気持ちに訴える事が出来ると思います。特に次世代を担う子供や学生の教育現場等で学習に取り入れる等、文部省とも連携が取れると良いですね。
是非とも宜しくお願いします。

...という私からの意見に続き各方面の委員からも「イルカさんの意見にも有りましたが同感です」という意見が相次ぎました。
「今後は動植物園などでの表示やアピールを強化したい。」という意見や、環境省からは「今後は教育現場での取り組みを強化して行きます」というお答えを頂きました。
岸田新総裁の元、山口壯新環境大臣が誕生した日の会議でした。岸田総理には外務大臣の頃「イルカ with Friendsコンサート」パンフレットへのメッセージを頂きました。
これからの地球の為に環境問題にも大いにお力を発揮して頂きたいと思っています。

         
    
IMG_2153.JPG いつも大変お世話になっている日本自然保護協会さんが今年創立70周年を迎えました。本当におめでとうございます。NACS-J役職員や全国の自然観察指導員、会員の皆様のさらなるご活躍を期待しています!
イルカは会員様向け冊子「自然保護2021年9・10月号」にお祝いのメッセージを寄せさせて頂きました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
日本自然保護大賞2022_活動募集チラシ表-1.jpg

そして今年も「日本自然保護大賞2022」の活動募集が始まっています。私イルカはもちろん今回も選考委員として参加します。毎回、全国各地より、市民、団体、学生、専門家、企業、行政などさまざまな方々の活動をお寄せいただいております。
今回はどの様な活動が報告されるのか、またとても楽しみにしています! 皆様からのたくさんのご応募、お待ちしています!
応募方法・詳細は以下、そして特設サイトにてご案内しておりますので、ぜひご覧くださいね。

 

「日本自然保護大賞2022」


公益財団法人日本自然保護協会では、自然保護と生物多様性保全に大きく貢献する取り組みに対し、その成果と尽力を表彰する「日本自然保護大賞2022」への活動エントリーを2021/10/31締切にて募集しています。自薦、他薦は問いません。下記3部門より複数の部門にご応募いただけます。 ぜひ、ふるってご応募ください!

日本自然保護大賞2022_活動募集チラシ裏-2.jpg

日本自然保護大賞2022_活動募集チラシ.pdf



【保護実践部門】
市民、大学生、専門家、企業、行政などが具体的な自然保護の実績をあげた活動、研究
【教育普及部門】
自然観察をはじめ、広く自然保護を目的とした教育・普及活動
【子ども・学生部門】
小学生から高校生まで、子どもが主体的に取り組んだ活動、研究

2021年11月下旬頃に一次選考および最終選考(書類審査)を行い、
2022年1月下旬頃に授賞者を発表。
2022年3月下旬頃に授賞式・活動発表シンポジウムを開催します。
※当会設立70周年記念にあたり、 授賞記念シンポジウムでは特別講演を行います。

詳しくはこちら
         
    
IMG_1240.JPG 第25回野生生物小委員会が開催されました。今回もオンライン・リモート形式で開催されました。
今回の議事は以下となりました。

1)アーラ岳キクザトサワヘビ生息地保護区の指定について(諮問)
2)トキ保護増殖事業計画の変更について(諮問)

私からの質問と意見はそれぞれ以下の通りです。
 
1)キクザトサワヘビ生息地保護区について
久米島のアーラ岳に生息する淡水性の蛇。1A類(CR)水質悪化とウシガエルによる捕食で近年激減しています。
一般的には蛇がカエルを捕食するイメージでしたが逆である事に不思議を抱き質問しました。
五箇公一先生からのお答えによると。
ウシガエルは本土より1918年頃から運ばれ始め、食用にする為に53年から養殖も始まり数が増え、96〜7年頃から既に危惧されていた。との事で今後は排除の必要性があるという事です。

2)トキ保護増殖事業計画の変更、個体数が全国へ拡大
日本固有最後のトキ「キン」に、私は佐渡トキ保護センターで会いました。その後「キン」は2003年の10月10日に亡くなり、その頃は日本のトキにとって絶望的な時期でした。その後、中国との連携により数も増え始め、再び2017年に佐渡を訪れた時は環境省のご案内で田んぼの上を沢山のトキが飛ぶ姿を見て地元農家との共存を感じました。
その後、本州でもトキが確認されトキの存在が全国に広がりつつ有るのは嬉しい事です。今後トキ野生復帰を全国に広げると共に中国・韓国の皆様とも連携を大切に繋げて頂きたい!とお願いをしました。なぜなら「トキにとって、生き物にとって空に国境は無い!」と思うからです。
         
    
自然保護大賞2021.jpeg

「日本自然保護大賞2021」まだ続いているコロナ禍の影響もあり今回もオンラインにて授賞式&活動発表シンポジウムが開催されました。
選考委員ももちろんそれぞれリモートで参加!たくさんの皆様にご視聴頂き、本当にありがとうございました!     
受賞者の皆様がそれぞれ自宅や会議室など様々な場所からひとつに繋がって受賞者の皆様の活動発表を直接聴く事ができる時代になったことに毎回驚きますが、今回もシンポジウムを行うことができて本当に良かったです。受賞者の皆さんの発表、とても面白かったですよ!活動発表の動画は、NACS-JのYoutube公式チャンネルにアーカイブがありますので、ぜひご覧になって下さいね。

 
シンポジウムの様子を公開しているYoutubeチャンネルはこちら

そして「日本自然保護大賞2022」もまた募集が始まります。ぜひ、あなたも身近な環境活動について応募してみませんか。自薦・他薦は問いません。
募集詳細は決まりましたら、また改めてお知らせさせて頂きます。

今回の模様は、MJminibannerX1w150px.jpgでもご報告いたします。
そちらもどうぞお楽しみに!

日本自然保護大賞HPはこちら