- 「日本自然保護大賞2025」授賞者が発表されました!
- 森林総合研究所『季刊森林総研』70号 で巻頭対談が公開されました!
- 「日本自然保護大賞2025」の活動募集が始まりました!(7/31締切)
- 日本自然保護大賞2024!教育普及部門「大賞」受賞!「蕨ひがし自然観察クラブ・蕨市立東公民館」での授賞式に参加しました。
- 日本自然保護大賞2024!保護実践部門「大賞」受賞!「公益財団法人阿蘇グリーンストック」での授賞式に参加しました。
- 「日本自然保護大賞2024」授賞者が発表されました!
- 「日本自然保護大賞2024」の活動募集が始まりました!(7/15締切)
- 【イベント案内】能登復興支援シンポジウム~能登の創造的復興に向けて(5/11)
- 日本自然保護大賞!選考委員特別賞受賞「北海道美幌⾼等学校」での授賞式に参加しました。
- 日本自然保護大賞!学生・子供部門大賞受賞「岐阜県立岐阜高等学校」での授賞式に参加しました。

2010年 愛知・名古屋で開かれたCOP10の会議の成果をふまえて、2011年から今後10年に向けて具体的に活動して行きます。
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COP10の今までの活動について、
詳しくはこちらをご覧ください。
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2014年のこの賞の設立当時からイルカが選考委員を務めている「日本自然保護大賞2023」は、1年の休止を経て今回で第9回目。 3つの応募部門に対し全国各地から70件のご応募をいただきました。ありがとうございました。 無事に選考委員による最終選考会が終了し、このたび授賞者が発表となりましたのでご報告いたします。 |
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いずれも熱意あふれた意義ある活動ばかりでしたが、活動の将来性や社会への波及性などに注目して慎重に審議した結果、今年度は3部門につき大賞各1件のほか、選考委員特別賞2件への授賞が決定。また、6件の活動が入選となりました。 |
<日本自然保護大賞2023 授賞者>【保護実践部門】市民、大学生、専門家、企業、行政などが具体的な自然保護の実績をあげた活動、研究久保川イーハトーブ自然再生協議会(岩手県) 外来種防除と耕作放棄地等のビオトープ化による生物多様性保全 【教育普及部門】自然観察をはじめ、広く自然保護を目的とした教育・普及活動 筑後川まるごと博物館運営委員会(福岡県) 「昆虫と植物図鑑」を活用した生物多様性を学ぶ自然体験活動 【子ども・学生部門】小学生から高校生まで、子どもが主体的に取り組んだ活動、研究 岐阜県立岐阜高等学校自然科学部生物班 守れ!ふるさとのヤマトサンショウウオ ※上記の大賞3部門のほかに、該当者がいる場合は特別賞として「沼田眞賞」「選考委員特別賞」を授与。2023年度は「沼田眞賞」は該当がありませんでした。 各授賞者の詳しい活動内容や各選考委員による講評などは日本自然保護大賞HPをご覧下さい。 なお、今まで授賞式は東京に受賞者をお招きして行っていましたが、今回はそれぞれの皆様へ事務局が賞状などお届けに行くことになりました!イルカもいくつかの授賞式に参加させて頂く予定です!それぞれが活動されている場所を拝見できること、とても楽しみにしています。 皆さまも全国各地での活動について知り、自分でも出来る身近な自然保護活動をぜひ見つけて下さい! そして日本自然保護大賞はこれからも続いていく予定ですので、ぜひ皆さまも応募して下さいね。 |
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| 私イルカは、2009年に環境省 中央環境審議会 野生生物部会 委員に、 2013年からは環境省中央環境審議会 自然環境部会 野生生物小委員会 専門委員 に就任しトータルで約13年間、委員を務めさせて頂きましたが、このたび任期満了に伴い退任しました事をご報告いたします。 これまで委員として微力ながら長きに渡り、素晴らしい皆さまとの会議に出席させて頂き最もレアな地球の姿に触れる事が出来ました。環境省の皆さま、専門的に研究されている先生方にご縁を頂き学ばせて頂けた事に深く感謝しております。 今後は、IUCN国際自然保護連合親善大使のワールド・プログラムを引き継いだIUCN-J日本委員会やユースの皆さまと共に私らしく地球への活動を繋げて行きたいと思っておりますので、引き続き、よろしくお願いいたします。 「地球と人と生き物の架け橋になれる活動を続けて行きたい」と思っています。 |
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| 第30回となる野生生物小委員会、イルカは今回もオンラインで参加いたしました。 遅ればせながら今回の内容についてご報告いたします。議題は以下の通りです。 (1)国指定鳥獣保護区特別保護地区の指定(浜頓別クッチャロ湖特別保護地区の再指定)について(諮問) (2)その他(報告事項等について) ・令和4年度の国内希少野生動植物種の指定 ・改正外来生物法全面施行に向けた動き ・ラムサール条約第14回締約国会議の結果概要 ・ワシントン条約第19回締約国会議の結果概要 ・生物多様性条約第15回締約国会議第二部の結果概要 |
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| 国指定鳥獣保護区特別保護地区の指定の諮問については無事に進むこととなりました。 そして今回はこれまでの進捗に対して各種報告がありました。 その中でイルカからは、これまで同様に重ねて「もっと広く一般的な人々や学校教育において分かり易く発信し続ける大切さ」を意見させて頂きました。 専門的な事はもちろん大切ですが、人々が日々生きていく中で「動物や植物を大切にする」気持ちを持ってもらうため、現状を知ってもらうためにまだまだ努力が必要と感じています。 皆さまも地球と人間と生き物のために、身近なところから考えてみて下さいね。 |
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第30回となる野生生物小委員会、イルカは今回オンラインで参加いたしました。 今回の議題は以下の通りです。 (1)特定外来生物被害防止基本方針の変更について(審議) (2)国指定鳥獣保護区特別保護地区の指定(宮島沼、日出島、伊豆沼)について(諮問) (3)その他(報告事項等) ・トキと共生する里地づくり取組地域の公募結果について(報告) |
前回7月に行われた会議からその間に行われた地域の報告をまとめた報告書について、3度目の会議が行われました。 (2)国指定鳥獣保護区及び特別保護区について 各地域からの報告がありましたが「特に意見無し」という事が気になりましたので、私からは以下2点を質問させて頂きました。 ●意見が無いというのは問題が無い。という事か?関心が低いという事か? ●会議に出席されるのはどの様な方々なのか?毎回同じ方々? お答え:毎回同じ課題が多い為、特に変わった意見は無い。という事です。との事でしたが他の委員から「小麦は真ガンから多大なる被害が出ているので問題は大きいと思います」との報告もありました。 ですので、私からのまとめとして 「会議からのご意見は重複しても常に現時点での報告を入れて頂きたい。そして会議へはなるたけ地域に密着した方々に出席して頂ける事が望ましいですね。農家の方々はあまり雄弁にお話できる方も多くないと思われるので、環境省の皆様が日頃、現場に伺う時に地域の皆様のお話を聞いてお伝え願えますか」と意見を述べました。 |
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| (3)トキと共生する里地づくり トキもだいぶ増えて来たので年末あたりから地域を広げ本州での放鳥も行われる予定との事です。その事について絶滅危惧種であったトキの再導入という根本的な意味を熱く議論する展開になり有意義な話し合いが行われました。 野生のトキ復活と言っても再導入のトキ7割が中国からのトキです。「今後トキが増えた場合、他の生物に害を及ぼす事もある事を忘れてはならない」「その地に適応した生物がその地に生きる事が基本的に大切である」又「遺伝的多様性」という事も議論されました。 「生物には本来、その生物に寄生しているミクロの生物もある事を忘れてはならない。なので再導入されるトキは昔のトキそのまま復活するのでは無い。」 「トキの再導入はトキ自身が望んだ事ではなく人間が望んで始めた事では無 いのか」 又最後には 「どうして絶滅危惧種を再生させるのか?今後は環境省としての姿勢をよりはっきりと出す必要があるのではないか。」と各委員から活発な意見が出ました。 永きに渡り研究をされていらした野生生物の研究者や専門的な学者さんたちから次々と熱い意見が出て、皆さんに共通しているのはずっと私が思って来た事「人間だけの地球では無い」という熱い思いを感じ、嬉しく有意義な会議になったと思いました。 外来種の問題や絶滅危惧種そして保護という人間からの考えと行動に明確な答えを出すのは難しい。しかし、いずれにしてもこの生態系、宇宙の成り立ちを崩しているのは人間ですから、日常生活から「人間だけの地球では無い」と意識して暮らして行く事がより重要だと再認識しました。 |
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| 第28回、第29回野生生物小委員会が、およそ2年ぶりの現地会場と、オンラインのハイブリッドにて開催されました。第28回の議題は以下の通りです。 (1)特定外来生物被害防止基本方針の変更(諮問) (2)鳥獣保護管理法に基づく狩猟鳥獣の見直し(諮問) 他・トキと共生する里地づくり取組地域の公募(報告) そして第29回では前回の修正点を踏まえて、以下の議題でさらなる確認修正が審議されました。 (1)特定外来生物被害防止基本方針の変更(審議) |
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| 現在、環境省では外来生物法の法改正のために点検や検討会を重ね、この野生生物小委員会でも審議を続けています。第27回委員会では答申がなされ、それを踏まえて第208回国会で「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律の一部を改正する法律案」を提出し、令和4年5月に同法律案が成立し公布されました。 そして改正事項で新たに規定された、要緊急対処特定外来生物の選定に関する基準等を盛り込むため、基本方針を変更する必要があることから、第28回委員会から再び審議されることになりました。 |
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| 私イルカからは、これまでも「特定外来生物の販売の抜け道の防止策を考えてはどうか」「教育現場でのアピールをもっと増やしてはどうか」など発言させて頂きましたが、 第28回では、ごく素朴な疑問で「例えば元々の生態系がある場所へその外来生物を戻す。国同士で引き渡し合うと言うことが考えられないか?」と発言させて頂きました。かなり理想論と捉えられても仕方ない発言かな?と思っていましたが、それを踏まえ第29回委員会では「国際協力の推進」という項目が加えられ、「他国との連携協力が不可欠となる事から、国が各国との国際協力の推進を率先して進めるよう努めていく事が重要」という文言が追加されることとなりました。環境省の皆様、前向きなご検討をありがとうございました。 外来種=殺処分!と言う発想を少しずつ変え。外来種同士を国と国が連携して、少しでも元に戻す事ができる日が来る事を望んでいます。 |
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