

- 日本自然保護大賞2024!教育普及部門「大賞」受賞!「蕨ひがし自然観察クラブ・蕨市立東公民館」での授賞式に参加しました。
- 日本自然保護大賞2024!保護実践部門「大賞」受賞!「公益財団法人阿蘇グリーンストック」での授賞式に参加しました。
- 「日本自然保護大賞2024」授賞者が発表されました!
- 「日本自然保護大賞2024」の活動募集が始まりました!(7/15締切)
- 【イベント案内】能登復興支援シンポジウム~能登の創造的復興に向けて(5/11)
- 日本自然保護大賞!選考委員特別賞受賞「北海道美幌⾼等学校」での授賞式に参加しました。
- 日本自然保護大賞!学生・子供部門大賞受賞「岐阜県立岐阜高等学校」での授賞式に参加しました。
- 「日本自然保護大賞2023」授賞者が発表されました!
- ご報告。環境省中央環境審議会 自然環境部会 野生生物小委員会 専門委員を退任しました。
- 中央環境審議会 第31回野生生物小委員会がハイブリッド形式で開催されました。

2010年 愛知・名古屋で開かれたCOP10の会議の成果をふまえて、2011年から今後10年に向けて具体的に活動して行きます。
COP10の今までの活動について、
詳しくはこちらをご覧ください。
![]() |
第30回となる野生生物小委員会、イルカは今回オンラインで参加いたしました。 今回の議題は以下の通りです。 (1)特定外来生物被害防止基本方針の変更について(審議) (2)国指定鳥獣保護区特別保護地区の指定(宮島沼、日出島、伊豆沼)について(諮問) (3)その他(報告事項等) ・トキと共生する里地づくり取組地域の公募結果について(報告) |
前回7月に行われた会議からその間に行われた地域の報告をまとめた報告書について、3度目の会議が行われました。 (2)国指定鳥獣保護区及び特別保護区について 各地域からの報告がありましたが「特に意見無し」という事が気になりましたので、私からは以下2点を質問させて頂きました。 ●意見が無いというのは問題が無い。という事か?関心が低いという事か? ●会議に出席されるのはどの様な方々なのか?毎回同じ方々? お答え:毎回同じ課題が多い為、特に変わった意見は無い。という事です。との事でしたが他の委員から「小麦は真ガンから多大なる被害が出ているので問題は大きいと思います」との報告もありました。 ですので、私からのまとめとして 「会議からのご意見は重複しても常に現時点での報告を入れて頂きたい。そして会議へはなるたけ地域に密着した方々に出席して頂ける事が望ましいですね。農家の方々はあまり雄弁にお話できる方も多くないと思われるので、環境省の皆様が日頃、現場に伺う時に地域の皆様のお話を聞いてお伝え願えますか」と意見を述べました。 |
|
(3)トキと共生する里地づくり トキもだいぶ増えて来たので年末あたりから地域を広げ本州での放鳥も行われる予定との事です。その事について絶滅危惧種であったトキの再導入という根本的な意味を熱く議論する展開になり有意義な話し合いが行われました。 野生のトキ復活と言っても再導入のトキ7割が中国からのトキです。「今後トキが増えた場合、他の生物に害を及ぼす事もある事を忘れてはならない」「その地に適応した生物がその地に生きる事が基本的に大切である」又「遺伝的多様性」という事も議論されました。 「生物には本来、その生物に寄生しているミクロの生物もある事を忘れてはならない。なので再導入されるトキは昔のトキそのまま復活するのでは無い。」 「トキの再導入はトキ自身が望んだ事ではなく人間が望んで始めた事では無 いのか」 又最後には 「どうして絶滅危惧種を再生させるのか?今後は環境省としての姿勢をよりはっきりと出す必要があるのではないか。」と各委員から活発な意見が出ました。 永きに渡り研究をされていらした野生生物の研究者や専門的な学者さんたちから次々と熱い意見が出て、皆さんに共通しているのはずっと私が思って来た事「人間だけの地球では無い」という熱い思いを感じ、嬉しく有意義な会議になったと思いました。 外来種の問題や絶滅危惧種そして保護という人間からの考えと行動に明確な答えを出すのは難しい。しかし、いずれにしてもこの生態系、宇宙の成り立ちを崩しているのは人間ですから、日常生活から「人間だけの地球では無い」と意識して暮らして行く事がより重要だと再認識しました。 |

第28回、第29回野生生物小委員会が、およそ2年ぶりの現地会場と、オンラインのハイブリッドにて開催されました。第28回の議題は以下の通りです。 (1)特定外来生物被害防止基本方針の変更(諮問) (2)鳥獣保護管理法に基づく狩猟鳥獣の見直し(諮問) 他・トキと共生する里地づくり取組地域の公募(報告) そして第29回では前回の修正点を踏まえて、以下の議題でさらなる確認修正が審議されました。 (1)特定外来生物被害防止基本方針の変更(審議) |
|
現在、環境省では外来生物法の法改正のために点検や検討会を重ね、この野生生物小委員会でも審議を続けています。第27回委員会では答申がなされ、それを踏まえて第208回国会で「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律の一部を改正する法律案」を提出し、令和4年5月に同法律案が成立し公布されました。 そして改正事項で新たに規定された、要緊急対処特定外来生物の選定に関する基準等を盛り込むため、基本方針を変更する必要があることから、第28回委員会から再び審議されることになりました。 |
|
私イルカからは、これまでも「特定外来生物の販売の抜け道の防止策を考えてはどうか」「教育現場でのアピールをもっと増やしてはどうか」など発言させて頂きましたが、 第28回では、ごく素朴な疑問で「例えば元々の生態系がある場所へその外来生物を戻す。国同士で引き渡し合うと言うことが考えられないか?」と発言させて頂きました。かなり理想論と捉えられても仕方ない発言かな?と思っていましたが、それを踏まえ第29回委員会では「国際協力の推進」という項目が加えられ、「他国との連携協力が不可欠となる事から、国が各国との国際協力の推進を率先して進めるよう努めていく事が重要」という文言が追加されることとなりました。環境省の皆様、前向きなご検討をありがとうございました。 外来種=殺処分!と言う発想を少しずつ変え。外来種同士を国と国が連携して、少しでも元に戻す事ができる日が来る事を望んでいます。 |

![]() |
「日本自然保護大賞2022」は早くも8回目。今年もまだコロナ禍の影響もある中でしたが、授賞式とシンポジウムが大手町の会場とオンライン(Youtube配信)併用でハイブリッド開催されました。 受賞者の皆様も、直接ご来場下さったりオンラインで繋いで頂いたり、様々な形ではありますが全員が出席下さったことはやはり嬉しく思います。 シンポジウムもYoutubeからたくさんの皆様にリアルタイムでご視聴頂き、ありがとうございました! |
![]() |
イルカが講評をさせて頂いた子ども・学生部門大賞の「京都府立宮津高等学校・宮津天橋高等学校フィールド探求部」は学校に集まってのリモート参加でした。 丹後地域の歴史文化・地域社会、自然・生物を研究するフィールド探究部(F探)では、巨樹の調査や在来のタンポポと交雑種のタンポポの違いの研究、また台風23号の経験から環境保全と防災の両面から人と川との新たな関係性の構築を試みるなど、地元地域の環境を守る人の輪を広げ続けています。 自分が住む身近な環境を守りたいと、楽しみながら一生懸命活動を行っている学生の皆さんに改めて力をもらいました! |
![]() |
受賞者全員と選考委員で集合写真も撮影! このように、ハイブリッドではありましたが2年ぶりに会場でも皆さんの喜びの声を直接伺えたのはやはり嬉しいですね。 今回の活動発表の動画はNACS-JのYoutube公式チャンネルで編集公開されていますので、リアルタイムでご覧頂けなかった皆様もぜひご覧くださいね! NACS-JのYoutube公式チャンネルはこちら 今回の模様は ![]() 日本自然保護大賞HPはこちら |

![]() |
イルカが審査員を務めている「日本自然保護大賞2022」は今回で第8回目。 今年度もまだコロナ禍で各地活動の影響が懸念される中、全国から66団体・名/101件ものご応募をいただきました。ありがとうございました。 昨年無事に選考委員の皆様との最終選考会が終了し、このたび授賞者が発表となりましたのでご報告いたします。 |
選考委員の皆様と最終選考会を行いました。 |
今年度は、保護実践、教育普及、子ども・学生の各部門の大賞と、選考委員特別賞2件の授賞と、13の活動の入選が決定! 受賞者など詳しくはこちら イルカからの講評も公開されていますので是非ご覧下さいね。 |
![]() |
そして今回も「日本自然保護大賞2022」受賞者による活動発表シンポジウムが、2022年3月13日(日)に開催されることとなりました。 毎年、受賞者の皆様の地道な環境活動を多くの方に知っていただき、自然保護活動の輪を全国に広げるためこのシンポジウムが行われています。 今回は、大手町の会場とオンライン(Youtube配信)併用のハイブリッド開催が企画されています。オンラインでは、全国各地どなたでもどこからでもご覧頂けます。 イルカももちろん参加しますよ! ぜひ受賞者の皆様の地域の自然に根ざした魅力あふれる取り組みの成果の活動発表をご覧になってくださいね! あなたも次回はこの「日本自然保護大賞」にぜひ応募してみませんか? |
|
■授賞記念シンポジウム日時:2022年3月13日(日)15:00~17:50 予定会場:3×3 Lab Future(東京・大手町)& YouTubeオンライン配信 のハイブリット開催 <参加方法> ●会場へのご来場:先着50名(無料、事前申込要) 以下より、3月9日(水)までにメールもしくはお電話にてお申し込みください。なお、コロナウィルス感染拡大防止のため、来場者数を制限しております。また、感染拡大の状況によっては、ご来場を中止する場合もございますので、ご了承ください。 お申し込み&詳しくはこちら ●YouTubeライブ配信のご視聴(申込不要) https://www.youtube.com/watch?v=A6W7PB4L56g |

![]() |
第27回野生生物小委員会が、今回もオンラインにて開催されました。今回の議題は以下の通りです。 (1)外来生物法の施行状況等を踏まえた今後講ずべき必要な措置について(審議) (2)ハカタスジシマドジョウ保護増殖事業計画の策定について(諮問) (3)その他報告事項 オガサワラシジミ生息域外個体群の繁殖途絶に係る検証 令和3年度国内希少野生動植物種の指定について 狩猟鳥獣の見直しについて |
![]() |
外来生物法の前回改正から5年以上経過したことから、環境省で外来生物法の法点検や検討会を重ね、この野生生物小委員会にて現在審議を続けています。 今回は前回の委員会を受けて、特にこの「外来生物法の施行状況等を踏まえた今後講ずべき必要な措置について」の素案へのパブリックコメントを募集し、それらの頂いた御意見を踏まえながらの内容の細かな修正や対応案をさらに議論しました。 私イルカから前回申し上げた「特に次世代を担う子供や学生の教育現場等で学習に取り入れる等、今以上に一般の人々へのアピールを」といった内容も今回の環境大臣への答申案に反映されており、委員の皆さまとの活発な意見交換を経て順調に会議を進めることが出来ました。 まだまだ検討すべき事柄も多いので、これからも微力ながらこの委員会の委員として、一般的な目線から積極的に発言していきたいと思います。 |

